さて、美女を尋ねて幾千里!
「宇宙」、今を去る事、百三十八億年前に、ビッグバンによって生まれたと云われる広大無辺な此の空間世界、過去現代未来、数多の科学者が尋ね歩くが、未だ掴めきれない様で在る。
科学者のみ為らず、宗教家、哲学者・・・・あらゆる研究家が其れを究めんとしたが、其の入り口にすら達して居ない様である。
西漢王朝の武帝の時代に編纂された「淮南子」に、"四方上下の六大世界{六合}を「宇」と謂い、古より今に至る全ての時間を「宙」と謂う”と解かれる。
難しい人智の及ばぬ話はさて、おいて「美女捜しの旅」に出掛けてみよう。
追々と判る事で在るが、古今東西に何故、斯くも多くの美女が存在するので在ろうか?と驚きつつ屁放き爺さんは今日も喜び勇んで「美女捜しの旅」を続けるので在る。今日は春秋時代に明日は遣唐使船で唐や漢の都長安に、或る時はギリシャやエジプトに密航して、宮女の媚態や美女王様や女神様の寝物語をうつつに耳にし、舌なめずりを・・・・・。
「屁放き爺さん美女捜しのお噺」輯
寝惚け旅、表紙
ー美女を求めて宇宙の彼方へー