「女王国飄々」
邪馬台国論争に加わらん
遠い過去から現代に至る長い人類の歴史の中でも、邪馬台国ほど彼方此方と移動させられた国家は後にも先にも無いであろう。国家が実際に移動させられたのでなく、研究推定される所在地が一所に定められる事無く、今に至るも尚、論争の的にされているという事である。大和説や北九州説、南九州説は言わずもがな、関東から信州、果ては南海の島々、中国の海南島、インドネシアやエジプト・・・・と言った案配である。
又、邪馬台国を統治したと言われる女王卑弥呼様も邪馬台国所在地論争と同様、多くの歴史上の女傑が当て嵌められた。神功皇后や彼女に征服される土蜘蛛の女酋長、天照大女神等々我々が好く知る女性方から、果ては南シベリア族の女王やエジプトの王女、古事記に登場する多くの媛君まで名乗り出される始末である。此の様に皆様、色々研究為されて好き勝手な事を述べられるが、原典「三国志」をじっくり其の儘読んで、其の儘考え、作者・陳寿の云わんとする其の儘を受け入れられたら好いのでは無いだろうか。
斯くして僭越ながら筆者も此の論争に加わわらんと名乗り出た次第である。此の一文に記す仮説が筆者の意いを表す文章である。.
于、遊雲丘・遙霞書房
「放屁仙人の邪馬台国論」表紙
「リンク先」
「三国志魏書東夷伝倭人条」を解説する”
文伯眉{貴志白文}
筆者の研究原則
1,原典に帰れ!
2,権威に阿るな!
3,原語で読み、詠み、聴け!
どんどん、ご意見を下さいね。