「女王国飄々」

    邪馬台国論争に加わらん

  遠い過去から現代に至る長い人類の歴史の中でも、邪馬台国ほど彼方此方と移動させられた国家は後にも先にも無いであろう。国家が実際に移動させられたのでなく、研究推定される所在地が一所に定められる事無く、今に至るも尚、論争の的にされているという事である。大和説や北九州説、南九州説は言わずもがな、関東から信州、果ては南海の島々、中国の海南島、インドネシアやエジプト・・・・と言った案配である。
  又、邪馬台国を統治したと言われる女王卑弥呼様も邪馬台国所在地論争と同様、多くの歴史上の女傑が当て嵌められた。神功皇后や彼女に征服される土蜘蛛の女酋長、天照大女神等々我々が好く知る女性方から、果ては南シベリア族の女王やエジプトの王女、古事記に登場する多くの媛君まで名乗り出される始末である。此の様に皆様、色々研究為されて好き勝手な事を述べられるが、原典「三国志」をじっくり其の儘読んで、其の儘考え、作者・陳寿の云わんとする其の儘を受け入れられたら好いのでは無いだろうか。
  斯くして僭越ながら筆者も此の論争に加わわらんと名乗り出た次第である。此の一文に記す仮説が筆者の意いを表す文章である
。.

屁放き爺さん「日本のルーツを探る」
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于、遊雲丘・遙霞書房

「放屁仙人の邪馬台国論表紙

「リンク先」

「三国志魏書東夷伝倭人条」を解説する”

    筆者の略歴

昭和16年 大阪に生まれる。              
昭和40年 京都府立大学卒業。             
大学卒業後、東大寺第207世別当・故清水公照師に書を師事。
同じ頃、房短歌会主管・東井富子女史に短歌を師事。  
大学時代より中国に強い関心を抱く。
1985年頃より日中友好協会が主催する「中国語会話教室」に通いその後、独学で翻訳を学び、今に到る。
1990年頃より、業務で中国に再三に渡って渡航。   
  中国渡航中に、明代の小説「三国演義」に巡り逢い、文中で神の如く美化された諸葛孔明に疑問を抱き、「三国志」に興味を抱く。諸葛孔明の実像を求めんと、三国志に登場する英雄豪傑や同時代に纏わる文章、多くの研究家達の研究文の翻訳研究を志して今に到る。
  「三国志魏書東夷伝倭人条」を翻訳研究を通して多くの邪馬台国に纏わる研究の誤りに気付き、此のHPを立ち上げる。

文伯眉{貴志白文}

筆者の意い

  生涯を市井の一老人として、アマチュアに徹して志?を忘れずに「三国志」を中心とした中国の古典の翻訳研究を、生涯学習として続けたいと思っている。下手な画や字を書き散らかし、偉そうにエッセーに考えを述べ、漢詩を詠んで閑を潰せたら好いなあと思う。
  洗濯女の太股を見て神通力を失って雲から転がり落ちた久米の仙人の様に生涯、人間性を失わず、心の儘に生きる事が出来ると好いなあ。其れにしても美人にめぐり遇って恋でもしたいが、此の歳では難しいかな!此の想いに因んで「失雲丘・遙霞書房」と我が書斎を名付けた。
  斯くして学習塾を開いて良寛さんの様に、子供らに毎日を遊んで貰って居る。彼等から「屁放きエロ爺先生」というあだ名を頂いた。其れを有り難く、雅号に使わせて貰って「放屁仙人」と自らを名乗る。

   愛知県大府市吉田町6-146 在住。
第三章、「倭国の歴史」1
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筆者の研究原則

1,原典に帰れ!
2,権威に阿るな!
3,原語で読み、詠み、聴け!

どんどん、ご意見を下さいね。

第二章、「倭国の人々」1
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第一章、「倭国の旅」1
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「邪馬台国」研究仮説
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