くわな鋳物新商品開発事業について
東海道五三次で、日本橋から数えて42番目の城下町、三重県桑名市。
桑名は古くから「鋳物の街」としても知られています。
「鋳物の街 くわな」で平成23年度から平成25年度の3年間、「くわな鋳物新商品開発事業」が実施
されました。
下記のページは、その事業の経緯です。
くわな鋳物 のブランド化へ向けて新商品開発委員会の発足
「くわな鋳物」の生産は、昭和40年(1965年)代のピークと比較すると、 減少しています。そこで、「くわな鋳物」を盛り上げようと、業界団体である 三重県鋳物工業協同組合が中心となって、桑名市、桑名商工会議所と専門家で 構成される『「くわな鋳物」新商品開発委員会』が、平成23年(2011年) 度から平成25年(2013年)度の3ヶ年計画で発足しました。
消費者や製造者の視点・立場を代表する、桑名商工会議所青年部・女性部会員、三重県、三重県鋳物工業協同組合委員から選出されたメンバーによって構成
三重県工業研究所金属研究室・鋳造技術士・弁理士・デザイナー
「それぞれの鋳物事業者が産業の活性化に取り組み、商工会議所や桑名市が支援していくことで、 より大きな成果を上げることができる。桑名にとって鋳物は欠かせない産業であり、 鋳物を盛り上げることで、桑名市全体の産業活性化の起爆剤としたい。この三者による プロジェクトが大きな成果を上げることを期待したい」という思いをもとにプロジェク トが生まれました。
これをきっかけに、「くわな鋳物」の地域ブランド化へ向けての構想がスタート しました。桑名で長い間培われてきた「くわな鋳物」を、ユーザーの皆様にこ れからも安心してお使いいただきたい、魅力的な「くわな鋳物」の新商品を これからも開発し続けていきたい、との大きな期待がふくらんでいます。
ごはん釜・蚊やり器の開発
桑名商工会議所女性部会のアイデアを元に、桑名市のイメージキャラクターである 「ゆめはまちゃん」をモチーフにしたドアチャイム、「高校生レストラン」 で有名な三重県立相可高校の発案によって生まれた、少人数でも使用できる 2合炊きのごはん釜、鋳物ならではの特性を活かし、6種類の情緒あふれる デザインを採用した蚊やり器などが、プロジェクトの中で試行錯誤を繰り返し、 商品開発が行われました。また、地域のイベントやバイヤー向けの展示会に出展 するなど、独自の販売による流通経路の拡大等の活動も積極的に行われています。
「鋳物の街くわな」の「くわな鋳物」のブランド化にむけて開発した商品や、 商標登録を行った「くわな鋳物」は、三重県鋳物工業協同組合の組合員・桑名 商工会議所鋳物部会の部会員の中でも、桑名およびその周辺で鋳造している事業者 のみが活用・生産できるものと定められています。
くわな鋳物 の魅力
より多くの消費者に、「くわな鋳物」の風合いや重厚感などの特長をもっと 知ってもらうため、地域資源である鋳物の歴史や受継がれた製造技術、これら 「くわな鋳物」の魅力を新商品とともに全国へ向けて伝える情報発信が始まっています。
お問合せ
ごはん釜facebook
ごはん釜パンフレット
蚊やり器facebook
蚊やり器パンフレット
事業に関するお問合せ先
桑名商工会議所 総務課
〒511-8577
三重県桑名市桑栄町1-1
電話 0594-22-5155
FAX 0594-21-5156